テレビ金沢は７日、プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんらが昨年９月に出演した「能登半島復興支援チャリティー演技会」（石川・健民スポレクプラザ）の配信収入などによる収益が、４３８７万８６４９円だったと公式ホームページで発表。同日までに全額を石川県と能登の自治体に寄付したことを報告した。
羽生さんが「能登のために何かできることはないか」と働きかけ、主催のテレビ金沢とともに演技会の実現にこぎつけた。賛同した無良崇人さん、鈴木明子さん、宮原知子さんとともに１時間、被災地への祈りを込めて舞った。会場は無観客で、有料配信。予算を抑えて寄付に回すために、通常のアイスショーのような派手な照明は設けず、制作資金を削減して臨んでいた。
羽生さんによる支援は続いている。復興を応援するための「石川県応援企画」が１日にスタートしたばかり。等身大パネル（７種類）とポスターが、県内の全１９市町の観光施設や空港などに設置された。パネルやポスターに設置されたＱＲコードを読み取ると、羽生さんが能登への応援を呼びかけるメッセージ動画を視聴できる。来年３月３１日まで。