侍ジャパンの井端弘和監督が7日、松田宣浩野手総合コーチとともにソフトバンクの宮崎キャンプを視察した。日本代表監督の経験を持つ王貞治球団会長、小久保裕紀監督にあいさつ。3月5、6日の強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本VSオランダ」(京セラD)では杉山、大津、海野、広瀬が出場選手の候補に挙がっているとみられ、各選手とも言葉を交わした。周東、栗原ら来年3月のWBCの候補選手も多数。山川、36歳の柳田のフリー打撃にも熱視線を送った。以下は井端監督の主な一問一答。
―王会長や小久保監督にあいさつ
「(WBCが)ちょうど1年後。いろいろアドバイスをいただきました」
―どのような助言を
「やはりメジャーの選手が入ってくるので、それをどうベースにするか。あとは投手のことです」
―3月の強化試合の選出候補である海野の印象は
「能力が高い。甲斐がいなくなり、今年はより能力を発揮してくれるんじゃないでしょうか。あと1年、じっくり見て、どれだけ成長するかが楽しみです」
―杉山からもあいさつがあった
「ボールの勢い、スピードは球界でもトップクラス。もう一段レベルが上がれば、十分に日本の力になってくれる投手かなと思います」
―大津は
「どのボールでもストライクが取れる。独特なチェンジアップもあるし、海外の選手にどれだけ通用するのか楽しみです」
―宮崎キャンプはB組(2軍)の広瀬もチェック
「内野の右打者で大きいのを打つのは、牧とかぶるけど、それくらいのポテンシャルがある選手。楽しみな選手です」
―山川、柳田、周東らの様子もチェック
「日本を代表する打者と(周東は)足のスペシャリストで近年、打つ方もレベルを上げている。山川は前回(23年WBC)も出ているし、柳田も体の状態が良ければ、まだまだ入ってくる可能性がある。今年1年見ていきたいです」
―栗原は昨年11月のプレミア12でも活躍
「好不調がなく、すごくありがたかった。初球から振れるというのが、彼の良さかな。どの投手に対しても見ていくことがなかった。国際試合はどんどん投手が代わっていくので、見ていくより、振りながら合わせられるのはすごいところ。追い込まれても簡単にアウトにならず、粘って粘って四球、安打も多かった。そのあたりはすばらしいですね」