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キンライサーがフジCM再開発表1号も、第三者委の結果次第では再差し止め「当然ございます」

スポーツ報知 2025年2月8日 7時0分

 中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した同局を巡る問題で、フジテレビのスポンサーを務める多くの企業がCMを差し止める中、給湯器の設置や販売などを手掛ける「キンライサー」が7日、公式XでフジテレビのCM放送の再開を発表した。

 同社はタレントのアンミカ(52)とお笑いコンビ・ダチョウ倶楽部が出演するCMを、テレビ局が時間を指定して放送する「スポット」の枠でフジに出稿。だが、問題を受けて1月21日からCMを取り下げていた。

 取り下げ後にフジ側と話し合いの時間を持ったという同社は「いまだ議論の余地が残る点もあることを理解しております」と課題が山積していると指摘。一方で局内の自浄作用についても言及し「私たちはフジテレビ様の中で誠実にこの問題に向き合い、より良い未来を築こうと努力されている方々がいることを知りました」とした。

 その上で「どのような困難の中にあっても、変わろうとする意思がある限り、そこには前に進む力が生まれます。今回のCM再開が、未来を信じて努力を続ける方々への励ましの一つとなることを願っております」と激励。賛否両論あることを認識しつつ「これからのフジテレビ様の歩みを見守ってまいります」と記した。

 ただ、これで「万事OK」ではないともクギを刺した。同局は3月末に第三者委員会の調査結果を発表するとしており、新たな事実が明らかになることも考えられる。内容次第で再びCM差し止めをする可能性について、同社はスポーツ報知の取材に「当然ございます」と回答。今後の状況を注視していくとした。

 ◆フジテレビのスポンサー離れ問題 1月17日の港浩一社長(当時)の定例会見以降、スポンサー離れが加速。20日までに75社がCMを見合わせ、その後も増加。多くがACジャパンのCMに差し替えられた。同局は差し替えやキャンセル分の料金を請求しない方針を決定。その結果、親会社フジ・メディアHDの25年1~3月期連結決算は142億円の赤字、同局単体では25年3月期通期の純損益が赤字に転落する見通しとなった。

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