中日の高橋宏斗投手(22)が7日、井上監督が「Dirty Hustle(ダーティー・ハッスル)99」と名付けた“地獄ノック”に臨んだ。松木平、藤嶋と約40分間、打球へ全力疾走。「このキャンプの一大イベントなので、無事に終わったのはかなりでかい」と、やりきった表情を見せた。
指揮官がノッカーを務める恒例メニューでは、2日にドラフト2位・吉田(西濃運輸)が右ふくらはぎをつるハプニングがあっただけに、「若干、怖さもあったんですけど」と右腕。エラーは2つで罰則のスクワット「ジングルベル」もなんとかこなし、最後は冗談交じりに「これで沖縄キャンプ終わりました!」と、グラウンドを後にした。
3年連続最下位からの脱却へ、新メニューで監督が求めるのは「一歩踏み出す気持ち」。高橋は「一歩どころか、チーム状況は3、4歩足りない。自分の実力も一歩どころではないので、(ノックで)いいくせ付けができた」と、さらに自覚を高め、開幕へ前進する。(瀬川 楓花)