楽天は8日、金武キャンプの一部メニューを完全非公開で行った。
非公開練習は今キャンプ4度目だが、この日はメイン球場だけではなくサブグラウンド、ブルペンもシャットアウト。ウォーミングアップが終了すると、客席のファンと報道陣に退出が呼びかけられ、サブグラウンドとブルペンは約30分間、メイン球場は約50分間、それぞれ非公開となった。
非公開の間、球場外の高台から遠巻きに練習を見守るファンの姿も。巨人のV9時代、川上哲治監督の徹底した情報管理ぶりが、旧ソ連の「鉄のカーテン」をもじって「哲のカーテン」と呼ばれた。5年ぶりに指揮官に復帰した三木肇監督は「シーズンに向けて確認したいことがある」と非公開の理由を説明しており、サインプレーなどの精度を上げてチームのレベルアップを図る考えだ。
非公開練習後、野手は球場脇の坂道でランニング。目の前を走るドラフト1位・宗山塁内野手らに、ファンが熱心にカメラを向けていた。