サッカー男子U―20(20歳以下)日本代表が8日、U―20アジア杯(中国)に向けて千葉県内で行っていた国内合宿を打ち上げた。
1日に合宿をスタートさせ、非公開で行われた練習試合を含めて2試合を行い、9日に中国へと移動する。
2028年ロサンゼルス五輪を目指す世代の今年最初の活動で、同大会は9月に開催されるU―20W杯(チリ)最終予選を兼ねており、ベスト4以上で出場権を得られる重要な大会。海外組での参加となるドイツ・ザンクトパウリU19所属のMFニック・シュミット(17)は、父はドイツ人、母は日本人で、ドイツで生まれ育ったが、日本代表としてプレーすることを選択している。国内合宿を終え、ニックは「いい時間だった。いっぱい話すことも出来たし、ピッチでコミュニケーションを積むことも出来た。練習もハイインテンシティーだったし、ピッチもすごくよかった。プールもロッカーもあって全部の設備が最強です」と笑みを浮かべた。
1次リーグ初戦のタイ戦(14日)から、初めて日の丸を背負った国際大会が始まる。ボランチで起用される見通しで、長短織り交ぜたパスと中盤でのボール奪取が特長のニックは「(目標は)アジアのトップになることとW杯に出場すること。みんなで頑張りたい」と決意を示した。