サッカー男子U―20(20歳以下)日本代表が8日、U―20アジア杯(中国)に向けて千葉県内で行っていた国内合宿を打ち上げた。
1日に合宿をスタートさせ、非公開で行われた練習試合を含めて2試合を行い、9日に中国へと移動する。
2028年ロサンゼルス五輪を目指す世代の今年最初の活動で、同大会は9月に開催されるU―20W杯(チリ)最終予選を兼ねており、ベスト4以上で出場権を得られる重要な大会。1次予選で主将を務めるなど、この世代の中心を担うDF市原吏恩(大宮)は、国内合宿を終え「手応えはけっこう正直言ってあるなという感じ。少しずつチームの形になってきていますし、結果も伴っているので確実に自信もついてきている」と総括。その上で「システムのところとか、色々アクシデントで人がいる、いないがあるので、人が変わった時に臨機応変さが必要になるので、そういうところは、チーム全体で誰が入っても強いU―20日本代表にはもうちょっとかな」と課題も挙げたが、今後ミーティングを重ねながら、修正していくとした。
今大会はJリーグの開幕と重なっており、3月1日の決勝まで勝ち進んだ場合、所属するJ2大宮のリーグ戦は、3、4試合欠場する可能性がある。それでも「こっちでのプレーは(大宮の長沢)監督も見ていると言っていましたし、こっちのプレーが自チームでの評価になると言われたので気は抜けない。アルディージャの結果も気になりますけど、代表にフォーカスして、アジアチャンピオンになって帰りたい」と意気込んだ。