ヤクルト・石川雅規投手が8日、ブルペン入りし、捕手役を務めた古田敦也臨時コーチに21球を投げ込んだ。プロ1年目からバッテリーを組んでいた大先輩の胸を借りた45歳の左腕は「毎年、古田さんに受けていただいてですね、古田さんに受けていただくことはやはり新鮮というか、ルーキーの(時の)ピリッとした気持ちに戻れるので。やはり毎年、古田さんが来られてですね、受けていただくのはすごく楽しみですし、本当に良いスイッチが入るというか、はい。良い時間でした」と感謝した。
古田臨時コーチは今年8月に60歳を迎えることもあり、合流初日には「毎年僕ここで受けさせてもらっていて、今年で僕60歳なんですよ。ですから還暦祝いに、これで受けて卒業しようと思っているので。もういいでしょう(笑)」とブルペン捕手“引退”を示唆していたが、それを伝え聞いた石川は「駄目です! 僕が現役でいる以上は是非、毎年受けに来ていただきたいなと思います」と“撤回”を求めていた。