米映画批評家賞「クリティクス・チョイス・アワード」が8日(現地時間7日)、米カリフォルニア州サンタモニカで行われ、俳優の真田広之が主演・プロデュースを務めるハリウッドドラマ「SHOGUN 将軍」でテレビ部門の作品賞を受賞した。
「SHOGUN 将軍」は「関ケ原の戦い」前夜が舞台の歴史スペクタクルドラマ。米ディズニー傘下のFX制作。有名大名に追い詰められて窮地に立つ、徳川家康がモデルの武将・吉井虎永(真田)が、生き残りを懸けて策略を巡らせる。伊豆に漂着し、虎永の家臣になる英国人航海士・按針(コズモ・ジャービズ)の視点を通じて武家社会の風習が描かれるほか、通詞(つうじ)の戸田鞠子(アンナ・サワイ)らが絡む複雑な人間ドラマが繰り広げられる。原作は米作家ジェームズ・クラベル氏のベストセラー小説。1980年にも三船敏郎さんや島田陽子さんらを起用してドラマ化され、米国で大ヒットした。
作品賞のほか、真田が主演男優賞、浅野忠信が助演男優賞、穂志もえかが助演女優賞を受賞。日本人最多となる4冠を達成した。