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穂志もえか、米放送映画批評家賞・助演女優賞に感涙、LA山火事被害にも思いはせる

スポーツ報知 2025年2月8日 13時54分

 女優の穂志もえかが8日(現地時間7日)、米カリフォルニア州サンタモニカで行われた米放送映画批評家賞「クリティクス・チョイス・アワード」の授賞式に出席し、助演女優賞を受賞した。

 俳優の真田広之が主演・プロデュースを務めるハリウッドドラマ「SHOGUN 将軍」は「関ケ原の戦い」前夜が舞台の歴史スペクタクルドラマ。米ディズニー傘下のFX制作。大名に追い詰められて窮地に立つ、徳川家康がモデルの武将・吉井虎永(真田)が、生き残りを懸けて策略を巡らせる。伊豆に漂着し、虎永の家臣になる英国人航海士・按針(コズモ・ジャービズ)の視点を通じて武家社会の風習が描かれるほか、通詞(つうじ)の戸田鞠子(アンナ・サワイ)らが絡む複雑な人間ドラマが繰り広げられる。

 宇佐見藤役を演じた穂志は、名前を呼ばれると両手で顔を押さえ、涙をこらえることができなかった。スタンディングオーベーションの中、壇上に進んだが、涙が止まらず「I’m cry baby(私は泣き虫)」と笑った。その後は切り替えて「こんにちは、穂志もえかです。日本から来ました」と自己紹介し、「放送映画批評家協会、『SHOGUN 将軍』の全てのキャスト、クルーの皆ありがとう」と感謝した。

 続けて「山火事でこのすばらしい街がどれほど変わり果てたことにショックを受けています。家や愛する人を失った人にお悔やみ申し上げます。あなたは1人ではありません。私も日本も皆さんのことを思っています」。英語でのスピーチを終えると「私の英語が伝わっていればいいけど…」とはにかんだ。

 作品賞、真田が主演男優賞、浅野忠信が助演男優賞を受賞し、日本人最多となる4冠を達成した。原作は米作家ジェームズ・クラベル氏のベストセラー小説。1980年にも三船敏郎さんや島田陽子さんらを起用してドラマ化され、米国で大ヒットした。

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