◇カーリング日本選手権 第7日(8日、神奈川・横浜BUNTAI)
男子準決勝で、女子のロコ・ソラーレの弟分、ロコ・ソラーレが前回王者のコンサドーレとの熱戦を5―4で制し、9日の決勝へ駒を進めた。3―4の第9エンド(E)に不利な先攻で1点スチールすると、最終第10Eは計測の末、ロコがナンバーワンをゲット。大一番でロコらしい勝負強さを発揮した。
スタッフ席から劇的勝利を見守ったロコ・ソラーレの創設者で代表理事の本橋麻里さんは、涙を流して喜んだ。「(試合後に)画面を見ると、私たちの方が勝っているかもしれないと思って…。和やかに(試合を)やっているときもありましたが、緊張感がすごいあったので。本当にチームで戦わないと勝てない全日本。選手だけにプレッシャーを背負わせるのではなくて、みんなでシェアして、同じ分のプレッシャーを抱えて戦おうということをチームで大事にしています。そういった部分で、みんなで背負えたかなって思います」と感極まった。
9日は、2次リーグ(L)を1位通過した、強敵・SC軽井沢クと戦う。本橋さんは「全チーム疲れています。SCさんは1日休んでいますが、うちは今日試合をしたことで、たくさんの情報を持っています。その情報を冷静にショットにつなげていきたい。それを私はサポートしたいです」と気を引き締めた。