日本ハム・新庄剛志監督(53)が8日、2パターンの「1、2番構想」を明かした。沖縄・名護でキャンプ初の紅白戦を行い、紅組は「スピード型」の「1番五十幡、2番矢沢」。白組には「パワー型」の「1番水谷、2番松本」を起用。「足でかき回すのと長打で塁を埋める1、2番。面白さはあるんですよね」と違った特徴を持つ2ペアに期待した。
初回からアピール合戦となった。紅組の先頭・五十幡が初球を中前打、すかさず、矢沢の打席で二盗を決め、昨季18盗塁の武器をアピールした。その裏、白組の先頭・水谷も左前打を放ち二盗とそれぞれがチャンスメイクした。
五十幡は1番へのこだわりを「理想の打順ではある。そこでレギュラーをつかみにいかないといけない」と語り、矢沢とのコンビで「いやらしい野球をやっていけたら」と語った。一方の水谷も「誰かが1番を打っていたらあまりいい気持ちにならない。チームに勢いをつけられる、インパクトのある1番に」と理想を語った。指揮官は「試合によって変えていく」と11日から始まる練習試合(楽天戦・金武)でも2ペアを試し、理想を求めていく。(川上 晴輝)