◆ラグビー リーグワン第7節 東京ベイ 30―22 横浜(8日、ニッパツ三ツ沢球場)
昨季4位の横浜(旧キヤノン)は、一昨季王者の東京ベイ(旧クボタ)に22―30で黒星。後半に4トライを献上しての逆転負けに、沢木敬介監督は「今の実力はこんなもの。こういう試合を勝たないと、チャンピオンを狙うチームにはなれない。勝てるチャンスは一杯あった。自分たちの実力不足」と、淡々と振り返った。
前半3分、敵陣での7次攻撃からフランカー嶋田直人に渡って突破。先制すると、33分にもロックのフィリップがトライで12―3とリードして折り返した。ただ後半は相手WTBハラトアにハットトリックを許すなど、4トライを献上。FW戦、セットプレーで後手にまわり、要所でのハンドリングエラーも目立った。沢木監督は「勝負強さとは、メンタル面が大きい。一流の選手は、当たり前のことを当たり前にできる。どんなプレッシャーがかかっても役割を遂行できるのが勝負強さ。そこが足りない」と指摘した。
16日の第8節は、ここまで無敗の埼玉(旧パナソニック)戦。昨季準決勝では17―20と惜敗。雪辱を誓う。主将のCTB梶村祐介は「準備から今日みたいな展開を想定して、イメージを持って練習できる選手がどれだけ出てくるか。やることをクリアにして、自分たちに集中してやりたい」と気持ちを切り替えた。