広島は8日、宮崎・日南キャンプの第2クールが始まった。広島でスタートしていた2軍も、この日から日南市の東光寺球場で練習。新井貴浩監督は2軍の投手陣を1軍の天福球場のブルペンに呼び、直々にチェックした。昇格を目指す13人の投手がアピール。指揮官は大道、遠藤、育成選手の杉田らの投球に目を細めた。9日は初の紅白戦を実施する予定で、2軍からも複数の選手が参加する。
以下は練習後の新井監督の主な一問一答
―2軍の投手陣を見て
「いいボールを投げていた選手がたくさんいると思います」
―昨季は悔しい思いをした大道、遠藤もアピール
「そうだね。大道も遠藤もあと杉田も、いい球を投げてるなと感じました」
―直接見たかった
「そう、どんどん見る機会が減ってくるから。沖縄に行ったり、オープン戦になったりしたらね。見られる時に見ておきたいというのがあったので」
―大勢の投手が来て意気込みを示した
「みんなアピールというか、『よしっ、いいものを見せてやろう』という意気込みは伝わりました。新人の子も緊張したと思うけど、いいボールがいっていた。菊地ハルン、小船、竹下もね」
―菊地は200センチの長身を生かした迫力が
「腕の振りもいいし、打者に対して圧力のある投げ方をしているなという、圧を感じるよね、いいね。力強い投げ方、腕の振りをしているなと感じました。もちろん、大きいのはアドバンテージだからね。構えた時に打者は近く感じるし。フォーム的にも、打者の方にぐうっと入っていって腕を振れるので。体も大きいし、投げ方も打者が圧力を感じる投手」
―現在は2軍の選手も競争に入っている
「もちろん、もちろん。いいものを見せてくれれば、どんどん経験させたい」
―9日も2軍を視察予定。今度は野手もチェック
「あしたは午前中は東光寺に。見たいなと思っている」
―9、10日の紅白戦は沖縄での二次キャンプのメンバーを絞る参考材料に
「まあ、そういう意味合いも含みます」
―紅白戦に出場しない2軍の選手を沖縄に連れて行く可能性は
「いやいや、それはないでしょう。推薦があった選手が(紅白戦に)来ます」
―新外国人のモンテロが特守を
「本人からやらせてくれと言ったんでしょ。すごく一生懸命やる選手だと聞いているので、いいことじゃないですかね」