巨人・田中将大投手(36)が8日、宮崎春季キャンプ7日目(5日の休養日を除く)にして初めて久保康生巡回投手コーチ(66)とのマンツーマントレーニングを行わず、通常練習で汗を流した。
全体でのアップ後、木の花ドームに移動して変化球を交えてのキャッチボールやノック、ティー打撃、バント練習、ピラティスなどで若手投手らと練習した。フォーム改良を決断してキャンプ初日から久保コーチと続けていたネットスローやブルペンを用いての投球練習は行わなかった。
フォーム固めのため、前日7日もネットに向かい80球以上投じていたベテラン右腕。この日はコーチと話し合いをした上で通常メニューを消化することが決まり「毎日毎日(投げ込みを)やるわけにはいかないので。こういう日もありながら、やる感じです」と明るい表情で話した。
初の久保塾“休講”となったが、新天地での調整は順調そのもの。投手陣の間では早くも「マーさん」の愛称が定着し始めている。また、帰り際にはこの日30歳の誕生日を迎えた吉川尚輝内野手に自ら「誕生日おめでとー!」と笑顔で声をかけるシーンもあった。