◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第15節 日鉄堺3-2東レ静岡(8日、香陵アリーナ)
9位の東レ静岡は、7位の日鉄堺にフルセットの末に競り負け、5連敗。プレーオフ進出を目指す中で、痛恨の黒星となった。アウトサイドヒッター・重藤トビアス赳主将(24)が、サービスエース3本を含むチーム最多23得点の活躍を見せたが、24歳の誕生日を勝利で飾ることはできなかった。
フルセットまで持ち込んだが、白星は遠かった。第1、第2セットを落としながらも、ゲーム中にブロックやサーブを修正。粘りに粘ったが、最後は力尽きた。「自分でハッピーバースデーにしたかったが、バッド。ただのバースデーになってしまった」。チームは5連敗。重藤は唇をかみ締めた。
得点源の外国人2選手が万全でない中、打ち勝つスタイルから、連係による速攻プレーへとチームの意識改革を行っている。9日も続く日鉄堺戦に向け、「大きく変えることはないと思う。修正すべきところをしっかり修正していきたい」とキャプテンは前を向いた。
今季ホーム戦の会場は次節から、このはなアリーナに変更する。「香陵では(9日が)最後の試合になるので、しっかり勝利をつかみたい」。アウトサイドヒッターが駆けつけたファンに巻き返しを誓った。(伊藤 明日香)