◆サッカー▽藤枝ユースフェスティバル ▽親善試合 藤枝東5―2帝京長岡(8日、藤枝総合運動公園サッカー場)
第3回大会が行われ、藤枝東はプレミアリーグに所属する帝京長岡(新潟)と対戦。エースFW木全(きまた)悠太(2年)が2得点2アシストと活躍し、5―2で競り勝った。藤枝明誠は興国(大阪)と0―0で引き分けた。
藤枝東・木全が強豪相手に暴れ回った。前半39分にスルーパスを受けて先制点を奪うと、後半も最前線でボールを収めて攻撃の起点に。1―2の20分、24分とラストパスを放って逆転劇をお膳立て。さらに36分には、猛然とゴール前に走り込んでダメ押し点だ。
1月の県新人戦は無念の結果に終わった。準々決勝で同じ市内の藤枝明誠に0―4と完敗。「戦術も気持ちもダメでした。先制されて悪くなった雰囲気を改善できなかった」。敗退後は先頭に立って走ること、声を出してチームを引っ張ることを意識してきた。この日も豊富な運動量で相手GKにプレッシャーをかけ続けた。
目標は1年先輩のFW湯山大輔さん。昨季プリンスリーグ東海でダントツの21ゴールを挙げたストライカーだ。その背番号9を受け継ぎ、「もっと成長しないと」と前を向く。小林公平監督(40)も「フィジカルが強く、両方の足で蹴ることもできる」と期待する。
昨年は県総体2位、県選手権は8強に沈んだ。「今季はプレミア昇格と全国大会優勝を目指します」と木全は宣言。悔しさを糧にして、エースがゴールを量産する。
(里見 祐司)