1月28日に亡くなった経済アナリストの森永卓郎さん(享年67)がレギュラー出演していたTBS系「がっちりマンデー!!」(日曜・午前7時半)は9日、「ありがとう森永卓郎さんスペシャル!20年の足跡」を放送した。
森永さんは同番組に「儲かりマンデー!!」のタイトルだった2004年から20年以上、出演してきた。
番組では、初登場の同年4月の貴重な映像などVTRで森永さんの20年の足跡を振り返った。
MCを務めるタレントの加藤浩次は、森永さんについて「20年間、付き合ってきて、僕は森永さんとご一緒させていただいて」と切り出すと「まず人生というのは、明るく楽しく生きるべきなんだ、ということ。そしておごらないということ。あきらめないこと、ですね。この3つは森永さんから教わったことだと思っています」と明かした。
続けて「よく2人でしゃべっていたときに『加藤さん、書きたいものまだ30冊あるんですよ』。その病気になってちょっと休みたいじゃないんですよ。だったら自分の人生を燃え尽きるまで、全部、仕事という自分のやりたいことにかけるんだっていう思いを近くで見させていただいたことは、本当に勉強になりました。生き方っていうのがこうあるべきだ、人ってこうあるべきだっていうのは、僕は教わりました」と感謝の思いをささげた。
そして「あの若さでって本当に残念ですけど、森永さんからいただいた財産を胸にスタッフともども『がっちりマンデー!!』がんばっていきましょう」と誓い森永さんの名ゼリフ「CMのあとで」を森永さんのVTRと共に加藤とMCの進藤晶子アナが再現した。
番組では最後に森永さんの著書「がん闘病日記―お金よりもずっと大切なこと」から抜粋した言葉をVTRと共に紹介した。これを受け加藤は、涙をこらえながら「うん…なんかねぇ…うん残念ですけどね…うん…感謝しかないですね我々は」と伝え「森永卓郎さん20年間、ありがとうございました」と思いを届け、進藤アナは「見守っててね」と手を振って森永さんへメッセージを送った。