センバツ甲子園出場を控える静岡・常葉大菊川野球部に9日、同野球部グラウンドで静岡県温室農業協同組合から地元の特産品である温室マスクメロン(6個入り5箱)、マルマツ食品からハンバーグ(180グラム2個入り51パック)が寄贈された。
選手を代表して受け取った橘木千空(ちから)主将(2年)は「地元の方から応援していただいているという実感と感謝の気持ちが大きいです。応援を力に変えて、最初の目標である甲子園1勝に向けて頑張りたい」と意気込んだ。食べ方を問われると「寮生が多いので、寮でみんなでパーティーみたいな感じで食べたい」と笑顔を浮かべた。
常葉大菊川のセンバツ出場は2年ぶり6度目となる。前回出場した23年は、ヤクルト鈴木叶捕手(18)を擁すも、初戦で専大松戸(千葉)に0―3で完封された。静岡県温室農業協同組合静南支所長の橋本輝夫さん(71)は「前回を超える成績を残して欲しい」とエールを送った。マルマツ食品の和田寛人代表取締役(69)は「とにかく甲子園で楽しんでプレーしてほしい」。寄贈した日が「肉の日(2月9日)」と気付くとはにかんだ。
また地元で応援の輪が広がっており、菊川市では、野球部の旅費や、活動費を集めるためにクラウドファンディング(CF)を実施。目標金額を500万円に設定し、1月24日からスタート、募集期間は3月1日までとなっている。