◆全日本プロレス「エキサイトシリーズ2025」(9日、後楽園ホール)観衆1276
全日本プロレスは9日、後楽園ホールで「エキサイトシリーズ」を開催した。
メインイベントの世界タッグ選手権は王者組の斉藤ジュン、斉藤レイの「斉藤ブラザーズ」が青柳優馬、青柳亮生の「青柳兄弟」と対戦した。
世界タッグ史上初の「兄弟同士」対決となったタイトルマッチは、絶妙な連係を互いが発揮。20分を超える熱闘は最後、兄のジュンが兄の優馬を24分47秒、サイコブレイクでフォールし斉藤ブラザーズが勝利。1989年にジャンボ鶴田、谷津嘉章が記録した7連続防衛を更新し史上最多の8度目の防衛に成功した。
今月26日にメジャーデビューCDシングル「どっち?」をリリースする「斉藤ブラザース」。記録達成のリングで兄のジュンが「最後に気分がいいから…あれをやっちゃおうかな?『どっち?』を歌ってやるぜ」と宣言した。満員の客席は大きな拍手が起きたが弟のレイが「今日は、そういったことはやらない。曲の準備してない」と諭したがジュンは「アカペラでいいじゃないか」と主張し「どっち?」を歌うかどうかで一悶着あったが結局は、歌うことはなくジュンは大好きな甘い物の「どらやき」レイは大好物の「ビール」で乾杯し「うまい」と満面の笑みを浮かべた。
バックステージでジュンは「史上初の兄弟戦で勝ったのは斉藤ブラザーズだ。最高の気分だ」と胸を張ると、ジュンも「史上最多となる8度の防衛だ。今日、新しい歴史が始まった…いや、新しい歴史が始まる」とビールを飲み干し、勝利の美酒に酔いしれていた。
◆2・9後楽園ホール全成績
▼第1試合 ゼンニチ本隊 vs 斉藤ブラザーズ タッグマッチ 20分1本勝負
○”ミスター斉藤”土井成樹、セニョール斉藤(9分54秒、キャメルクラッチ)長尾一大心●、吉岡世起
▼第2試合 ゼンニチ本隊 vs 北斗軍 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○宮原健斗、田村男児、井上凌(10分38秒、シャットダウンスープレックスホールド)大森北斗●、愛澤No.1、ジャック・ケネディ
▼第3試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
○王者・MUSASHI(12分54秒、二天一流→片エビ固め)挑戦者・佐藤光留●
▼第4試合 ELPIDA vs バカの時代 アジアタッグ選手権試合前哨戦8人タッグマッチ 30分1本勝負
諏訪魔、鈴木秀樹、○阿部史典、野村卓矢(9分59秒、お卍固め)ライジングHAYATO●、安齊勇馬、本田竜輝、綾部蓮
▼第5試合 芦野祥太郎&羆嵐デビュー10周年記念試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○芦野祥太郎(12分37秒、変型アンクルロック)羆嵐●
▼メインイベント 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
王者組・○斉藤ジュン、斉藤レイ(24分47秒、サイコブレイク→片エビ固め)青柳優馬●、青柳亮生