◆ラグビー リーグワン第7節 埼玉 28―28 BL東京(9日、熊谷ラグビー場)
交流戦が行われ、レギュラーシーズンここまで全勝の埼玉(旧パナソニック)は、昨季王者のBL東京(旧東芝)と28―28の引き分け。昨季決勝と同一カードは痛み分けとなった。
先制は埼玉。3分、SO山沢京平が中央からPGを決めて3―0。BL東京は同6分、敵陣トライエリア前のスクラムから、SOモウンガが守備を突破してトライ。キックも決まり7―3と逆転する。埼玉は21分に、SO山沢のPGで1点差。しかし同35分、山沢が負傷でBKのアソと交替。直後のPGはWTB竹山晃暉がキッカーを務めて成功。さらに36分は、CTBデアレンデの突破からアソにパス。そのままトライエリアに走り込み、16―7とリードを広げ前半を折り返した。
後半は10分、BL東京のSOモウンガが中央から大きくゲインすると、7次攻撃から最後はCTBタマニバルがトライ。キックも決まり14―16と迫る。同18分は、埼玉のFB野口竜司がイエローカードを受け、10分間の一時退場。それでも23分、埼玉はWTB竹山のトライで23―14。BL東京も、27分にWTB森勇登のトライで食い下がる。
2点を追うBL東京は後半30分、中央からの攻撃で、FB松永拓朗がゲイン。WTB森、同ナイカブラとボールをつなぎ、逆転トライを挙げた。手に汗握るシーソーゲームは、同35分。埼玉が敵陣トライエリア前でのスクラムから、右にボールを出してWTB竹山へ。右隅に沈めて同点トライ。終了間際には、埼玉の早大4年のフッカー佐藤健次がアーリーエントリーでリーグワンデビューを果たした。最後まで互いに一歩もゆずらない戦いは、そのままノーサイドの笛がなり引き分けで終えた。