西日本ボクシング協会の会長選挙が9日、神戸市内で各ジム会長の投票によって行われ、現職の山下正人氏(62)=真正ジム会長=が3選を果たした。全68票で立候補者が3名。山下氏は、初出馬した元世界3階級王者・亀田興毅氏(38)=亀田ジム会長=と27票ずつで並び、平山靖氏(64)=フュチュールジム会長=が14票。同協会の規約により、決選投票は行われず、山下、亀田両氏による抽選の結果、山下氏が「〇」と書かれた紙を引き、3選を決めた。
これまで2期6年務め、3期目に突入した山下氏。地方ジムへの待遇改善などを訴え「ある程度、基盤はできたので全国に向けて、しっかり西日本を盛り上げていきたい」と誓った。また、選挙結果については「同票は厳粛に受け止めたい。亀田君(支持)の声も高かった。たまたま自分は運が良かったが、なったからには、しっかりやりたい」と気を引き締めた。