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今永昇太、MLBは「無差別級の格闘技」 2年目のジンクス打破へ肉体改造「去年とは違う」

スポーツ報知 2025年2月10日 6時56分

 カブスが9日(日本時間10日)、メジャー30球団最速で始動した。米アリゾナ州メサの球団施設でバッテリー組の春季キャンプ初日を迎え、今永昇太投手(31)が体作りなど渡米2年目の思いを日米メディアに明かした。

 1年目の昨季は29試合でリーグ3位の15勝(3敗)、防御率2・91。新人王争いで4位、サイ・ヤング賞レースで5位に入った左腕だが「去年の反省もしっかり生かして、2年目に臨みたいと思います」と慢心は一切ない。「フィジカル的に問題があった部分もありましたし、頑張らなきゃいけないところで打ち込まれたこともあったので」と話し、「本当にもう、油断したらやられる世界なので。2年目の余裕を持たないように。いつもフレッシュに、何事にも臨んでいきたいなと思っています」と力を込めた。

 MLBの舞台を「いろんな国から集まってきているわけで。無差別級の格闘技と同じような感覚なんで」と独特の例えで表した今永。2年目のジンクスに陥らないためにも「もちろん自分のキャパシティーオーバーな体になっちゃダメだと思うんですけど、強くて損はないと思うので。ボトムアップに努めてきました」という。「体重も全く変わらなかったんですけども、体の中身というか、筋肉量とか体脂肪とかそういったものは目に見えて変わっているものがあるので、すごくいい。同じ体重でも去年とはちょっと違うかなと、自分で動いていてもそういう感覚はありますね」と自信を浮かべた。

 「(昨季は)たまたまけがはなかったですけど、時として成績を除外したとしても、いてくれるだけでいいんだっていう。もちろん成績は大事なんですけど、ローテーションに穴を開けないで投げ続けることの大事さっていうのは感じたので。カウンセル監督がそこで頭を悩ませないような、そういう選手になりたいなというふうには感じましたね」と今永。「新しいボール(球種)とかは特にないんですけども、配球の割合とか、そういったところをしっかり見直して、2年目の対策に備える必要があるかと思います」とさらなる進化を誓った。

 カ軍は3月18、19日に東京Dでドジャースとの開幕シリーズを戦うため、予定を繰り上げて他球団より早めの始動。野手組の鈴木誠也外野手(30)は14日(同15日)にスタートを切る。

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