巨人は10日、女子チームに、昨年まで阪神タイガースWomenに在籍し、豪州・ナラングバデーモンズでプレーする元日本代表の中江映利加捕手(26)を獲得したと発表した。正捕手の金満梨々那(25)が右肘のけがで離脱しており、補強となる。
中江は高校(岡山県立倉敷商)までソフトボール、環太平洋大(岡山)を経て阪神タイガースWomen創設メンバーとして4年在籍。その間に日本代表として23年のアジア杯(香港)とW杯グループラウンド(広島)に出場した。昨年秋に阪神を退団、豪州に渡りクラブチームでプレーしていた。
巨人女子チームは専任捕手2人のうち、昨年末1人が退団、新たに高卒捕手を迎えていたが、金満のけがで不足していた。中江は日本代表や阪神で一塁や中堅、右翼守備にもついていて、「2・5人目捕手」として貴重な戦力となる。これまで西武ライオンズレディースから移籍した選手は在籍しているが、阪神タイガースWomenでプレーした選手の入団は初めて。
中江は近日中に都内で行われているチーム練習に合流、4月のリーグ戦開幕に備える。