給湯器の設置や販売などを手掛ける「キンライサー」が10日、公式X(旧ツイッター)を更新し、7日にフジテレビのCM放送を再開したことを受けて、同社に寄せられた一部臆測を完全否定した。
同社は「CMの再開に関して、先日のコメントでもお伝えした通り、さまざまなご意見があるのは承知しております。多くのご意見をいただいているところではございますが、以下の2点については明確に否定させていただきます」と発表した。
CM再開に伴い、性加害を容認しているという意見に「そのような意図は一切ございません。事実が明確になっていない中で臆測や伝聞を中心に人や企業を叩いたり見放したりするのではなく、実際にお話を伺い、誠実にこの問題に向き合い努力されている方々の姿勢を尊重し、未来に目を向けるべきだと判断いたしました。もちろん、今後の調査結果や事実の判明次第では然るべき判断をしてまいります」と主張した。CMを再開させたのは、同社が「フジテレビの接待を受けているからでは?」という声に対しては、同社は「そのような事実は一切ございません。むしろ、キンライサーとフジテレビ社との間では、こういったやましい関係がないからこそ、CMの再開を決定した次第です」とコメントし、臆測を一蹴した。
中居正広氏の女性トラブルに端を発した同局を巡る問題で、フジテレビのスポンサーを務める多くの企業がCMを差し止める中、給湯器の設置や販売などを手掛ける「キンライサー」は今月7日に公式XでフジテレビのCM放送の再開を発表していた。
同社はタレントのアンミカとお笑いコンビ・ダチョウ倶楽部が出演するCMを、テレビ局が時間を指定して放送する「スポット」の枠でフジに出稿。だが、問題を受けて1月21日からCMを取り下げていた。