Ｊ２北海道コンサドーレ札幌のタイ代表ＭＦスパチョーク（２６）が、２月１６日の開幕・大分戦（クラド）出場へ、強い意欲を示した。熊本キャンプ中の札幌は１０日、大津町でサッカーバレーなどで調整した。
１月の１次沖縄キャンプ中に右太もも裏を痛め、部分合流となっていたスパチョークだが、オフ明けとなる１２日からフルメニューを消化していく予定でいる。この日も軽快な動きを披露し、「もう患部は全く問題ない」と笑顔で不安を一掃。出場すれば２年連続となる開幕戦に向け「出るか出ないかは（岩政大樹）監督が決めることだが、自分としてはいつでも出られるように準備していく。チャンスが来たら、絶対やってやるんだという気持ちでいる」と意を強くした。
日本で４年目のシーズンは、初めて新しい指揮官の下で迎える。スパチョークは「間違いなく言えるのはロッカー内の雰囲気が生き生きとした感じになっている。みんなが自分の良さを見せようといい競争ができている。それがいい変化になっていくことを期待したい」とチームの活性化を歓迎している。目標とする１年でのＪ１復帰へ、白熱する定位置争いを制するべく、出陣態勢を整えていく。