◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・川浦龍生―同級3位・田井宜広(2月11日、東京・後楽園ホール)
WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が10日、都内で行われ、王者・川浦龍生(30)=三迫=が51・9キロ、同級3位・田井宜広(27)=RST=が51・8キロでパスした。
昨年8月に大橋哲朗(真正)を11回TKOで下して王座獲得した川浦が、初防衛戦に臨む。「コンディションはいい感じで仕上げることができた。せっかく取ったベルトをすぐに取られるわけにはいかない」と意気込みを語った。
世界ランクはWBA3位、WBO5位、IBF11位につける。「上の方のランキングに入っているので、いつでも声がかかる可能性がある。夢の世界チャンピオンに向けて、いい内容で勝ちたい」。挑戦者の田井もWBO10位で、ランカー同士の対決となり「世界ランカーに相応しい試合をして、みなさんに世界ランカーとして認めてもらえるような選手になりたい」と話した。
挑戦者の田井は、昨年12月14日にマルデット・チンスキーポン(タイ)と対戦し初回KO勝ち。わずか2か月での連戦となる。昨年1月、韓国でWBOオリエンタル同級王座(JBC非公認)を獲得したが、メジャータイトルは初挑戦。父・田井三晴氏が会長を務めるRSTジムとしても初のJBC公認王座獲得へ「リアルにのどから手が出るくらいベルトがほしい。僕がやるしかない」と気合を込めた。
戦績は川浦が14戦12勝(8KO)2敗。田井が9戦8勝(8KO)1敗。