◆プロボクシング ▽東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーライト級(63・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・永田大士―挑戦者・星大翔(2月11日、東京・東京・後楽園ホール)
東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーライト級タイトルマッチの前日計量が10日、都内で行われ、2冠王者・永田大士(35)=三迫=が63・3キロ、挑戦者の星大翔(26)=DANGAN=が63・4キロでクリアした。
永田は昨年2月、WBOアジアパシフィック王者・井上浩樹(大橋)を2―0の判定で下して地域2冠王座を統一。同6月に韓国でWBOアジアパシフィック王座を防衛し、約8か月ぶりの試合となる。「絶好調です。試合間隔が空いたが自分のボクシングを見つめ直した。永田大士らしいボクシングになり、ぶれないようになった」と自信をのぞかせた。
挑戦者の星は東洋太平洋9位、WBOアジアパシフィック11位とランクこそ下位だが「周囲が過小評価しすぎ。自分の中では星選手が一番怖い選手だと思って練習してきた」と警戒し、「この試合にかける思いは人並み以上だと思うので、それ以上の思いと力でねじ伏せたい」。2本のベルトを懸けた防衛戦は初めてとなるが「タイトルがかかっていなくても、どの試合も僕にとっては試合のすべてが重い。20年間ボクシングをやってきた集大成。『これが永田大士なんだな』と思われるような戦いを見せたい」と意気込んだ。
星は、23年7月にWBOアジアパシフィック・ウエルター級(66・6キロ以下)王者・佐々木尽(八王子中屋)に11回TKO負けして以来、2度目のタイトル挑戦となる。「最後は技術どうこうより気持ち。リング上でどれだけベルトをほしい気持ちを表現出来るかがポイント。最後は自分がベルトを巻いてリングを降りる」と悲願のタイトル獲得を誓った。
戦績は、永田が25戦20勝(6KO)3敗2分け。星は14戦7勝(3KO)3敗4分け。