大相撲の宮城野親方(元横綱・白鵬)が創設した子ども相撲大会「白鵬杯」(11日、東京・両国国技館)の公開稽古が10日、相撲教習所で行われた。モンゴルやブラジル、タイなど8か国のちびっ子力士が参加。指導役は宮城野親方の他、新十両の草野、幕下の川副、三段目の大ノ蔵(いずれも伊勢ケ浜)が務めた。11日の大会当日は14か国、143チームの計1142人が出場する。
ジョージア代表を率いるのは追手風部屋に所属していた元小結・黒海のレヴァン・ツァグリアさん(43)。現在はジョージア相撲連盟の理事長で3人の力士を連れて来日した。「今年で2回目です。去年、出場してから子どもたちが相撲が好きになっちゃって。やる気が出たのが良かったです」と笑顔を見せた。
ジョージアの相撲人口は約50人と少ないが、稽古は週5回、しかも1年に5回の合宿を行っている。「将来の夢? (ジョージアの力士がプロ(大相撲)に行けたらいいな。それが夢です」と話していた。