広島・新井貴浩監督が10日、宮崎・日南キャンプで行った紅白戦とシート打撃に「いいね」を連発した。
2日連続で行った紅白戦では、新外国人のモンテロとファビアンがそろって“来日初安打”。二俣が左越えの2ランを放つなど若手もアピールした。2軍の投手陣も次々と登板。遠藤淳志投手は白組の3番手で1回1安打無失点、2奪三振と好投し、指揮官は11日からの1軍昇格を決めた。その前に行ったシート打撃には、ドラフト2位・佐藤柳之介投手(富士大)と3位・岡本駿投手(甲南大)、新外国人のドミンゲスが登板。佐藤柳は打者6人、岡本とドミンゲスは打者5人と対戦し、いずれも無安打に抑えた。以下は新井監督の主な一問一答。
―紅白戦で2軍の投手もアピール
「遠藤、杉田も良かったけどね。遠藤を沖縄(13日からの二次キャンプ)に連れていきます。ファームから推薦があって、実際にブルペンで見て、いい球を投げていて。それからのきょうの紅白戦。確かに指にかかった、いいボールが多かったので」
―新外国人も安打
「いいね。いいバランスで振っていたと思います」
―2人とも早く試合に出場したそう
「どんどん打席に立ちたいということなので。肌で感じてもらえれば、日本の投手や配球を。早く慣れたいんじゃないのかな。いいことだと思いますよ」
―紅白戦で感じた2人の良さは
「ファビアンはバットの出がいいし、理にかなったフォームをしていると思う。モンテロはきょう、逆方向にヒットを打ったけど、逆方向にもアプローチ、意識がすごくある」
―二俣が本塁打
「いいね。秋のキャンプからすごくいいものを見せてくれて、春のキャンプも引き続きいいものを見せてくれているので。きょうもナイスホームランでした」
―林も打力が目立つ
「いいね。晃汰も、いいね。ずっとキャンプが始まってからいいものを見せてくれている。内容的にもいいので、これを継続してほしいね」
―ドミンゲスがシート打撃に登板
「面白いボールを投げるな、と。まっすぐもカット成分が多めの、左打者も嫌なんじゃないかな。ナチュラルに真っスラみたいなボールもあるし、まっすぐも球威のある、いいボール」
―先発か中継ぎか
「まだ決めてない。先発で誰が出てくるのかというのもあるし、もうちょっと考えたい。ブルペン、先発の編成的なもので、もうちょっと見させてもらおうかな」
―新人の佐藤柳、岡本は
「佐藤はきょうもいいボールを投げてたし、岡本も良かったね」
―2軍の野手もいい
「羽月もいい走塁、盗塁もあったし、修(久保)もいい守備だったし、大盛もいいバッティングだったし。みんな自分のいいところを出してアピールしてくれたと思う。引き続きファームの方でしっかり頑張っておくようにと伝えました」