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FW鈴木優磨は鹿島のエース 誰と組もうが、どこで出ようがエースはエース【J1開幕担当記者の注目】

スポーツ報知 2025年2月11日 12時0分

 明治安田J1リーグの開幕(14日)に合わせ、スポーツ報知では担当記者による注目選手や担当クラブの戦い方を全6回で紹介。第3回は鹿島FW鈴木優磨。

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 今季の鹿島は、決定機も、被決定機も増えるだろう。鬼木監督が目指すサッカーは、配置も戦い方も攻撃的。昨季と比べ、チャンスの数もピンチの数も一定数増えることになりそうだ。

 いかに決定機を仕留め切り、被決定機を耐えしのぐかが、勝ち点が0になるか、1になるか、3にできるかの分かれ目となる。

 となれば、昨季チーム内得点王(15点)の鈴木優磨にかかる期待も当然大きくなる。というか、重責だ。ある程度の数は保証されている決定機で、確実に決めきる力が求められる。

 昨季21得点のFWレオセアラが加入し、ストライカーとしての活躍が期待される。鈴木も「アシストが増えるかもしれない」と語っているが、レオセアラや徳田誉、チャヴリッチ、師岡柊生が何点取ろうが、鹿島のエースは鈴木優磨だ。

 1番前で出ようが、セカンドストライカー的役割になろうが、左サイドに開こうが、その座は揺るがない。ストライカーの役目を誰かに譲ろうとも、エースには、エースの仕事がある。

 新加入のレオセアラいわく「ピッチの中と外で、全然人が違う」。同じく新加入の小池龍太いわく「彼の準備の力、見えない努力への意識はすごく高い」。裏の顔が驚きをもって“暴露”されるのは恒例だが、そんなことはハッキリ言ってどうでもよくて、求められるのは“表”での結果だ。

 誰よりも鹿島を愛する男が、エースとして、鹿島を勝利に近づけるプレーを示せば、自ずと順位は上がってくるだろう。くれぐれも警告/退場による失態には気をつけていただいた上で、存分にピッチを暴れ回ってほしい。(鹿島担当・岡島 智哉)

 ◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま) 1996年、4月26日、千葉・銚子市出身。2015年に鹿島ユースからトップチームに昇格。19~21年のベルギー移籍を経て、22年に鹿島復帰。昨季は国内自己最多の15得点をマーク。J1通算197試合63得点。

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