マラソン界のレジェンド・瀬古利彦さんが10日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜・午後9時)に出演し、ランナーズハイについて熱く語る一幕があった。
この日、青学大の原晋監督の持ち込み企画「RUNRUN愛好会」のメンバーとして、高橋尚子さん、福士加代子さんと登場した瀬古さん。
MCの上田晋也に「ランナーズハイってよく聞くんですけど、これ、どういう状況なんですか? 何キロくらい走れば、この状態に?」と聞かれると「何キロというか、ある程度、走ってる人じゃないと、苦しいだけで終わっちゃうんです」と、まず返答。
「走り慣れてる人は気持ち良くなる。その時間帯だけ苦しさとかすべてなくなります。一瞬、すべて消えるんです」と続けると「マラソンだと、42(・195)キロ走るんですけど、25キロくらいで出てくるんです。2、3分出ます」と話し、共演者からは「短けー!」という声が上がった。
さらに「実際のレースであった?」と聞かれると「あります、あります。でも、僕の場合はいつも冷静に抑えて。(ランナーズハイが)出てきたけど、これで調子に乗っちゃいけないって。そこでバッと行っちゃうと、後でバタンと後でどっと来るんでね。奈落の底に」と答えていた。
ランナーズハイについては、福士さんも「試合中に2回くらあるんですけど、(その状態が)2分くらいしか保たないので…」とポツリ。
「一個は気持ちいいのと、一個は時が止まったかのような、みんながスローモーションに見えてる感じで。ハイになってるかも分からずに、ただ怖い感じもあったんですけど、ただ進むみたいな」と続けると「パチンと1回切れたことがあって、そうしたら、ズドンみたいな。地に落ちたみたいな。誰だ、私は?みたいな夢がさめたみたいになって、1人抜かされましたね、後ろから」と回顧していた。