箱根駅伝で2年連続8度目の優勝を果たした青学大の原晋監督(57)が10日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜・午後9時)に出演し、監督業の今後について率直に語る一幕があった。
この日番組の最後にMCの上田晋也に「監督業はまだまだ続けようと思えば、長年できるんじゃないですか?」と聞かれ、「勝負って厳しいんで。もう22年目になりますけども疲れますよ、それは」と率直に口にした原監督。
「適当に勝負にこだわらずして監督というポジションをもらって、勝とうが負けようが関係ないんであれば、これほどいいポジションはないと思いますけれども」と続けると「僕はポジション、立場をもらった以上は勝つということに対する意識が強いですから。そこに対する、勝負(心)をメラメラッと燃やすのは、そろそろ年も(下向きに)傾斜してきたかなってところで」と正直に話した。
上田が「じゃあ、うっすら何歳くらいまでかなってのはおありですか? 監督業は」と聞くと「まあ、あと4、5年ですかね」と返答。
驚いた上田らが「もう少しやりましょうよ。ウチに来て下さいよって。一から弱いチームを育て上げたいみたいなのはない?」と聞くと、「もうないですね」と即答。
「この青学をゼロから作りましたので、ゼロから作り上げるつらさ、しんどさは肌で感じてますから。やっぱり時間がかかりますから。65(歳)でゼロからやろうとすると最低5年はかかりますから。もう70ですよね。それよりは後進、教え子たちに原の教えを伝えていく作業をして。20代、30代、40代の監督が立派になってくれる方がうれしいですよね」と続けた。
ここで共演の原田泰造が「10億でやってくれませんか?って言われたら」と聞くと、笑顔で「やりますね」と答えていた。