第18回朝日杯将棋オープン戦準決勝が10日、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで始まった。対局会場に300人、大盤解説会場に170人が集まっている。
持ち時間40分の早指しの棋戦。服部慎一郎七段対井田明宏五段、佐々木勇気八段対近藤誠也八段の2つの対局が同時に行われ、勝った2人が同日に行われる決勝に進出する。先手はそれぞれ井田、佐々木となった。
七段昇段後、初の対局となる服部。同杯2回戦で藤井聡太七冠=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=に勝利するなど、今年度は36勝4敗で勝率は9割。歴代最高の年間勝率は、1967年度に中原誠十六世名人が記録した8割5分4厘5毛を更新するペースで進んでいる。