第18回朝日杯将棋オープン戦決勝が11日、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで始まった。対局会場に330人、大盤解説会場に180人が集まっている。
持ち時間40分の早指しの棋戦。午前の準決勝を勝った近藤誠也八段と井田明宏五段の1局。共に初めての決勝進出。先手は振り駒の結果、井田明宏五段となった。
2人は初対局。準決勝後のインタビューでは「初対局を楽しみたい。練習将棋とかでも指したことないので、次の対局を楽しみにしている」と井田。一方の近藤も「初手合いなので楽しみな気持ちはある。引き続き気を引き締めてやっていきたい」と意気込んでいた。
決勝戦前には日本将棋連盟会長の羽生善治九段があいさつ。共に28歳で「大変フレッシュなメンバーになりました」と紹介。「逆転の多さを見てもらえたら」と呼びかけた。