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アスレチックスの二刀流・森井翔太郎、大谷翔平は「今は見えない存在」 対戦するなら「どっちも…」

スポーツ報知 2025年2月11日 16時46分

 米大リーグ・アスレチックスとマイナー契約を結んだ桐朋(東京)の森井翔太郎内野手(18)が11日、テレビカメラ11台、約50人の報道陣が集結する中、東京・国立市内の同校で記者会見に臨んだ。

 偏差値71の難関進学校で小中高と学んだ秀才。米9球団のオファーから絞り込み、契約金151万500ドル(約2億4000万円=契約時のレート)でアスレチックス入りを決断した。高校通算45本塁打で、投手としても最速153キロの大器は米国でも二刀流に挑戦する。

 1月は米アリゾナ州の球団施設でトレーニングを積み、前日10日に帰国したばかりの森井。二刀流といえば、ドジャース・大谷翔平投手(30)が投打で活躍しているが「やっぱり練習していくに連れてどれだけすごいことをやっているのかというのは自分なりに理解できるので。今は技術的にも体力的にも全然見えない存在ではあるんですけど」と話した。大谷と対戦するなら投手、野手のどちらがいいかと聞かれると「どっちも嫌です(笑)」と頭をかいた。

 現地では海外の選手のサイズ感に驚いたというが、「4、5年で(メジャーに)上がっていきたい」と所信表明。NPB経由で海を渡る選手がほとんどを占める中、「『前例』を考えないタイプ。こういう道に進みたいと思った道に進もう、と。異例と言われることに特別感はないです。やって幸せなことをやりたい」と力を込めた。

 ◆森井 翔太郎(もりい・しょうたろう)2006年12月15日、東京・府中市生まれ。18歳。桐朋小1年時に住吉ビクトリーで野球を始め、2年時から武蔵府中リトルに所属、4、5年時に全国V。6年時にライオンズジュニア選出。桐朋中では練馬北シニアに在籍後、1年秋から同校軟式野球部でプレー。桐朋では1年夏から三塁のレギュラー。2年秋から遊撃手。183センチ、88キロ。右投左打。

 ◆アスレチックス ア・リーグ創設の1901年、フィラデルフィアで誕生。55年にカンザスシティー、68年にオークランドに移転。今季から3年間はサクラメントの球場を使い、28年にはラスベガスに新球場が開場予定。72年からの3年連続ワールドシリーズ制覇など9度の世界一。日本人選手は2005年藪、10年岩村、11年松井秀、13年岡島、23年藤浪が所属。20年からは冨岡聖平投手がマイナー契約で在籍。23年には借金62で最下位に沈むなど直近4年はポストシーズン進出なし。

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