浦和は11日、JR浦和駅前で「REDS START 2025~大決起集会~」と題した特別イベントを開催した。昨季限りで現役引退した興梠慎三氏や森脇良太氏らOB、新キャプテンに就任したMF関根貴大ら現役選手も参加する中、かつて“野人”の愛称で活躍した元日本代表FW岡野雅行氏も登場。昨季まで鳥取の代表取締役GMをつとめ、今季より初代レッズ・ブランドアンバサダーとして、17年ぶりに浦和に復帰。復帰後の初仕事に「17年ぶりに帰って参りました! 野人でございます! 浦和が盛り上がらなかったら、Jリーグは盛り上がらない。盛り上げていきましょう!」とサポーターをあおった。
イベントでは浦和時代の思い出や、昨季まで代表取締役GMをつとめた鳥取時代の話などで盛り上げた岡野氏。現役時代の話題では、最も嫌だった対戦相手に「井原さん」と横浜Mなどで活躍した元日本代表DF井原正巳氏を挙げた。「僕が足速いのわかってるから、スパイクとか脱がすんですよ。走る前に肘を入れてきたりする。すばらしいですよ。南米のDFもそうなんですよ」と話した。
ブランドアンバサダーとして、今後はイベントなどに参加し、浦和の価値を高めていく活動を行う予定の岡野氏。「僕は無名からプロになった人間ですけど、本当に皆様(浦和サポーター)の声援で走るしかないと思って一生懸命やったら、日本代表になって。まさか僕が(98年フランスW杯に)日本が初出場するゴールを決めるとは思っていなかったです。それは皆様があれだけ本気に応援してくれて、罵倒してくれて、怒ってくれて。だからがんばろうと思ってやってきたので、今があると思っています。その熱い皆さんがいないと絶対に盛り上がらないと思うので、今年もいい意味で盛り上げていただければ」とサポーターの声援をお願いしていた。