大相撲の宮城野親方(元横綱・白鵬)が創設した少年相撲大会「白鵬杯」が11日、東京・両国国技館で行われた。今年で15回目を迎え、海外からは13か国、166チーム、1144人が参加して熱戦を繰り広げた。
スーパー1年生が中学の部を制した。因幡相撲クラブのテムージンチルグン君は昨年4月にモンゴルから来日。鳥取西中に在籍しながら相撲に打ち込んでいる。小学4年生から相撲を始め、183センチ、130キロの体で一気に頂点に立った。「夢は大相撲に入ることです。好きな力士は朝青龍関」と目標も明確。恐るべき1年生だ。
小学4年の部は大関・大の里を生んだ石川・津幡町出身の本間恒亮君が優勝。小学1年から毎年、優勝していて、これで4連覇。しかし、161センチ、130キロの大きな体を持ちながら相撲を続ける気持ちはないという。「ホワイトな仕事に就きたいです」。最後はオシャレなコメントで締めてくれた。