◆練習試合 日本ハム６―４楽天（１１日・金武）
プロ１７年目となる辛島航投手（３４）がチームの初対外試合となる日本ハムとの練習試合に先発し、１回３安打無失点で終えた。
先頭の五十幡に右前打を浴びるなど３単打で２死満塁とされたが、最後は水谷を左飛に抑えてピンチを切り抜けた。“開幕投手”の役割を終え「とりあえず無事に投げられて良かったです。力が入った中である程度コントロールはできたと思うけれど、ボールの強さはもっと出していかないといけない」と振り返った。
１９年に９勝を挙げるなど通算５６勝の左腕も、左肩痛の影響で昨季は１軍登板はなかった。キャンプ中はブルペンで１００球を超える投げ込みを行った日もあり「いつもよりは多めに投げられた。疲れはあるけれど、それを加味してもいいと思います」と体の状態に手応え。シーズンでの活躍を目指し「動きのスピード感というか、体のキレを上げていきたい。けがして一年間何もしていないので、本当に難しいところではあると思うんですが、やるしかない」と決意を語った。