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千葉でも道路陥没 水道管破損か水柱最大10メートル 現場付近アパートの窓ガラス割れ、21世帯が断水

スポーツ報知 2025年2月12日 7時0分

 千葉県大網白里市みずほ台の住宅街で11日未明、道路が陥没する事故が起きた。地中の水道管が破損したとみられ、噴き出した水の圧力で現場付近のアパートの窓ガラスが割れたり、屋根の一部がめくれた。周辺の住居5棟21世帯で一時断水。道路が通行止めになったりするなどの影響が出た。けが人はいなかった。

 現場はJR外房線大網駅から南西に約1キロの住宅街の市道。11日午前3時5分頃、現場周辺の住民から「自宅前のアスファルトが割れ、水が噴き出している」と110番があった。県警東金署によると、幅2・4メートル、長さ4・8メートル、深さ1・5メートルほど陥没。穴からは水が噴き出し、水柱は一時最大10メートルの高さになったという。水道管の元栓を締めたことで午前4時30分頃に水柱はストップ。午前9時15分頃に完全復旧して断水も解消した。正午前には道路も通行が可能となった。

 現地の上水道を管理する山武郡市広域水道企業団によると、企業団が管理する直径約15センチのビニール管に約50センチの亀裂が入り、噴き出した水の圧力で道路が破損したとみられる。設置から30年以上経過し、耐用年数の40年を下回るものの、老朽化した可能性が高いという。

 千葉県の隣にある埼玉県では、八潮市で先月28日に下水道管の破損が原因とみられる大規模な道路陥没が起きたばかり。直径40メートル、深さ15メートルほどの穴ができており、落下した74歳のトラック運転手は安否不明の状態だ。

 また今月6日には、名古屋市緑区でも直径2メートル、深さ1・5メートルほど道路が陥没。こちらは老朽化した水道管の交換工事が原因とみられている。

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