J1横浜FCは11日、横浜市内で、FC東京との開幕戦(15日・ニッパツ)に向けて練習を行った。G大阪から今季加入し、この日31歳の誕生日を迎えたFW鈴木武蔵は「ビルドアップや前との関係性はキャンプを通してすごい良くなった。みんなも自信がついてきたんで、すごく開幕が楽しみです」と順調をアピールした。
開幕戦の相手であるFC東京は、昨年新潟をルヴァン杯準優勝に導いた松橋力蔵氏を新監督として迎える。松橋監督といえば、3年間の新潟での監督生活で築いたパスサッカーが有名で「FC東京の選手たちのクオリティーでそのサッカーができたら、結構厄介な相手」と警戒する。しかしホームで戦うこともあり、「(相手を)会場の雰囲気に飲み込ませるというか、自分たちの雰囲気にすることができる試合だと思う」と自信は揺るがない。
家族から「小麦とか(体に)合わないんじゃない?」と助言をもらったことで、現在は体調管理の一環としてグルテンフリーの食事を心がける。小麦だけでなくオリーブオイルやごま油などの摂取も控えており、「そこらへんはもうご飯屋さん行っても避けますし、家でももちろん出てこない」と明かした。
「(小麦などを控えて)ストレスフリーにやってますよ」と笑う元日本代表FWも、今季でプロ14年目を迎える。チームには札幌時代(19年から20年途中まで)に共闘した四方田修平監督(当時はHC)を含め、MF駒井善成やDF福森晃斗ら、共に戦った経験のある選手が多く在籍する。新天地で新たなスタートを切った7番は「(今季の目標は)2桁ゴール。自分が1点でも多く取って、チーム助けになれたらいいなと思います」と意気込んだ。