◆練習試合 日本ハム6―4楽天(11日・金武)
ドラフト4位ルーキー右腕・江原雅裕(24=日鉄ステンレス)が初めて対外試合のマウンドに立ち、打者3人に13球、奪三振1で3者凡退と上々のデビューを果たした。
6回から登板。先頭の5番・山口を中飛に打ち取ると、続くマルティネスを内角低めの直球で見逃し三振に仕留め「いい感じで投げられた」。最後は現役ドラフトでソフトバンクから移籍加入した代打・吉田に高めの直球をレフトへ運ばれたが、中島がスライディングキャッチの好守備でアシストし、3者凡退。「野手に助けられた」とベンチへ戻ると、2安打をマークして鮮烈デビューしたドラ1の宗山塁(明大=21)から「ナイスピッチングでした」と声を掛けられたという。
プロの打者との初対戦に「昨年まではテレビで見ていた選手に投げてワクワクした」とルーキーらしく語り「腕を振って投げる、打者に向かって投げる、右打者へ内角を使うというのがテーマだったので、そこはできたと思う」と充実感をにじませた。「課題も出たのできょうは65点くらい。開幕1軍に残れるように、もっといい投球ができるよう頑張りたい」と今後もアピールを続けていく。