巨人・田中将大投手(36)が11日、「3足練習」で新フォーム習得にまた一歩前進した。今キャンプは久保巡回投手コーチの指導で、体を縦回転に使う意識を徹底。第3クール初日は投球時のステップ幅を通常の約半分となるプレートから本塁方向に3足分だけと制限し「やろうと思っている投球フォームにしっかりつながるように」とネットに向かって計67球を丁寧に投げ込んだ。
逆傾斜や平均台トレーニングに次ぐ、新たな久保メソッドを取り入れた。今クールのテーマは腕をコンパクトに強く振ること。同コーチは「やり投げで『線から出ちゃダメ』となればその中で体を使いこなす。(本来)10までの歩幅を2歩と制限して体を動かすと、ムダな動きを入れられなくなる。それが狙い」と説明した。休養日だった10日は阿部監督や甲斐と同組でゴルフをして英気を養い「楽しかった」と背番号11。15日からの那覇キャンプも見据え「しっかりピッチングに入るところまでやれたら」と語った。