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【クイーン賞】断然人気オーサムリザルト無傷8連勝で重賞3勝目 武豊騎手「何の心配もなくゲートイン」

スポーツ報知 2025年2月11日 20時14分

◆第71回クイーン賞・Jpn3(2月11日、船橋競馬場・ダート1800メートル、良)

 古馬牝馬によるダート中距離のハンデ重賞は7頭(JRA3、南関東3、他地区1、ライオットガール出走取消)によって争われ、武豊騎手が騎乗した1番人気でトップハンデ57キロのオーサムリザルト(牝5歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ジャスティファイ)が2番手追走から直線で楽に抜け出し勝利。デビュー8連勝を達成し、昨年のエンプレス杯・Jpn2、ブリーダーズゴールドC・Jpn3に続く重賞3連勝を飾った。勝ちタイムは1分52秒4。

 昨秋は米国ブリーダーズCディスタフ・G1を目指して海を渡ったが、獣医師による歩様検査の結果、無念の出走取消に。今回は約5か月半ぶりの実戦だった。武豊騎手は02年ビーポジティブ、04年レマーズガールに続く21年ぶり3勝目。池江調教師は初勝利となった。

 2着は3番人気のアンモシエラ(横山武史騎手)、3着は2番人気のテンカジョウ(国分優作騎手)と、JRA勢が上位を独占した。

 武豊騎手(オーサムリザルト=1着)「調教は乗っていませんでしたが、馬の方はすごくいい状態だとスタッフから聞いていました。パドックでまたがって最高にいい状態だと感じ、何の心配もなくゲートインできました。この馬の癖というか、先頭に立つと気を抜くところがあって、それほど差は広がらなかったですけど、手応えはすごく良かったです。デビューから一戦一戦、強くなっていると感じますし、今年は大きい目標があるので、一つ一つ、大事に乗っていきたいです。寒い中、たくさん競馬場まで応援に来ていただきありがとうございます。まさに『オーサム』(大寒)リザルトでしたけど(笑)、今年また、この馬と頑張っていきたいです」

 池江泰寿調教師(オーサムリザルト=1着)「次走などは馬の状態を見てからになるが、今年の最大目標はブリーダーズCディスタフ。昨年は残念だったけど、今年はなんとかジョッキーにブリーダーズCを勝たせてあげたいです」

 横山武史騎手(アンモシエラ=2着)「JBCの頃と雰囲気は変わらなかった。斤量が増えても、しっかり走ってくれたし、今後が楽しみになる内容だった」

 国分優作騎手(テンカジョウ=3着)「ゲートでは我慢し、しっかり出てくれた。強い馬が前にいても、差せると思って乗ったが相手は強かった。もう一段、上がれると思う」

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