◆紅白戦 紅組6―2白組=特別ルール10回表まで=(11日・サンマリン宮崎)
巨人の育成2年目左腕・千葉隆広投手が、白組の10番手で10回無死一、二塁から救援登板。1回1安打無失点に封じる好投を見せた。
当初は10回裏に登板予定だったが、10回表に9番手で登板した育成左腕・森本が3点を失い、なお無死一、二塁となったところでマウンドへ。郡には右前安打を許して満塁とピンチを広げたが、フルプは二飛、喜多は遊ゴロ併殺に打ち取って得点を許さなかった。
予定より早い登板となったが、「緊急事態の中で(マウンドに)いくことで気持ちが燃えて『よっしゃ、抑えるぞ!』ぐらいの感じでいけた。気持ちは完全に入れたのでそこは良かった」と強心臓ぶりを発揮。門脇、中山ら1軍経験豊富な内野陣を「打たせれば大丈夫だろうとポジティブに捉えられたので、結果は何とかなったのかな」と信頼し、見事に火消しに成功した。
千葉は23年育成ドラフト6位で北海道・旭川明成から巨人に入団。昨季は高卒1年目ながらシーズン中盤から3軍の先発ローテを担い、16試合で3勝3敗、防御率1・84をマークした有望株で、今春キャンプは3軍スタートとなっている。