◆紅白戦 紅組6―2白組=特別ルール10回表まで=(11日・サンマリン宮崎)
巨人の泉口友汰内野手が”今季1号”を含む2安打2打点と暴れた。
白組の「5番・DH」で出場。両チーム無得点の2回先頭で、1ボール1ストライクから泉の内角146キロ直球を右翼ポール際に運んだ。「うまく回転して反応できたんで良かったかな」とうなずいた。
会心の一撃だけではなかった。4回1死三塁で石川から飛距離十分の右犠飛を放ち、打点を挙げると、6回2死では松井から右前安打。今季初実戦で3打数2安打2打点と躍動した。
昨季は66試合に出場して打率2割1厘、1本塁打、9打点。「課題がバッティングだということは、僕が一番分かっている。去年終わってからしっかり振る量も増やしてこのキャンプに入ってきた。さらに、いい結果を求めてやっていきたい」と力を込める。
遊撃争いはし烈を極める。門脇、中山らとのサバイバルの中、アピールに成功。阿部監督は「門脇に負けないぞとか、いいライバルがいるからいいアピールしようと思って、それが出た。ホッとしないで、もっと練習をしていい取り組みをしてほしい」と目を細めた。
好結果にも泉口の表情は緩まない。「より気を引き締めてこれからやっていきたい」と決意をにじませた。