Infoseek 楽天

【巨人】田中将大がフォーム固めへ新たな久保メソッド 休養日は阿部慎之助監督や甲斐拓也らとゴルフへ

スポーツ報知 2025年2月11日 21時59分

 巨人・田中将大投手(36)が11日、新たな“久保メソッド”を取り入れて新フォーム習得にまた一歩前進した。新天地で迎えた宮崎春季キャンプでは久保康生巡回投手コーチ(66)の指導のもと、初日から体を「縦回転」に使う意識を徹底。第3クール初日は、投球の際のステップ幅を通常時の約半分、プレートから本塁方向へ「3足分」だけと制限してネットスローを繰り返した。

 第3クールは「腕をコンパクトに強く振る」をテーマに設定。「やろうと思っている投球フォームにしっかりつながるように」と工夫をこらしてフォーム固めへの意識づけ。ここまで行ってきた逆傾斜を使った練習や平均台でのトレーニングに次ぐ新たな練習法が、この日見せた「3足練習」。ステップ幅が狭まることで自然と重心の位置が上がり、リリースポイントも高まる。久保コーチはこの練習の意図をこう説明した。

 「あえて制限付きでやるんです。例えば、やり投げで『その線から出ちゃダメ』となると、その中で自分の体を使いこなすじゃないですか。(本来)10までの歩幅を『2歩』と制限して体を思いっきり動かしてみる。そうすると、早くそこまで到達しなきゃいけないので、ムダなもの(動き)がなくなってくる。今はあえて2歩、3歩とわざと強くやる。そうすると(歩幅の間に)全然ムダな動きを入れられなくなる。それが狙いです」

 昨季未勝利からの復活を誓う田中将。宮崎入り後は連日、全体練習後も久保コーチとミーティングを重ねて自身の映像を研究している。「毎日の映像を確認しながら、どこを強調してやろうかってその日のテーマを決めたりする」と真剣なまなざしで語り、第2クールよりもさらに投球時の強度を「上げられたらいい」と思い描いた。

 休養日だった10日は阿部慎之助監督や同じく新加入の甲斐拓也捕手らと同組でゴルフをして英気を養った。一夜明けたこの日は、木の花ドームで甲斐から「昨日はありがとうございました!」とあいさつされ「また(よろしく)!」と笑顔でアンサー。「楽しかったですよ。皆で楽しくやりました」と新たな仲間たちとの日々を笑顔で振り返った。

この記事の関連ニュース