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【広島】「必ずいい球が増える」昨年10月手術の守護神は新フォームにも手応えあり 捕手を座らせ31球「すごく満足」

スポーツ報知 2025年2月12日 5時0分

 広島は11日、宮崎・日南市でのキャンプを打ち上げた。昨年10月に右肘の手術を受けた守護神・栗林良吏投手(28)がキャンプ4度目のブルペン投球で締めくくり、開幕へ向けて視界良好。捕手を座らせての31球に「すごく満足できる状態」と納得した。

 13日からの沖縄キャンプでは「2クール目には打者に投げたい」と実戦に前向き。18日からのクールで、シート打撃やフリー打撃に登板する計画を明かした。昨年は2月23日に対外試合に登板しており「例年と変わらない」というペースだ。術後は2月中の遠投を目標としたが、新井監督が全選手の「横一線」を強調。昨季38セーブを挙げた右腕も「ゆっくりでいいと思ったけど、横一線から抜けるために早く」と仕上げてきた。

 新たなフォームの手応えも上々だ。昨季まで左足を上げたところで動きを止めたが、現在は流れるように投球。「今までのフォームは肘がしなりにくい。なぜ肘に負担があったかも考えた。(今は)勝手に腕もしなり、勢いも出る。必ずいい球が増える」とパワーアップも宣言した。(安藤 理)

 ○…新井監督が13日からの沖縄キャンプも若手の競争を促した。若手中心で1軍を編成した宮崎・日南キャンプを打ち上げ、昇格させるのは先発候補の遠藤だけ。会沢、野間ら2軍組の途中合流を「ない。若い選手がたくさんいるから」と否定した。1軍で調整を任せている秋山と菊池もシート打撃などは本人たちの希望に沿うが「試合は出ない」と断言。「振る力がついている。(5日に訪れた)日本代表の井端監督もそう言ってくれた」と野手の成長も実感した。

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