メッツ・千賀滉大投手(32)が11日(日本時間12日)、バッテリー組のキャンプイン前日に藤原通訳とともに米フロリダ州ポートセントルーシーの球団施設を訪れ、地元局「SNY」のインタビューに応じた。
佐々木朗希投手(23)がドジャース移籍を決めた時の心境を聞かれると「んー…」と笑ってごまかした千賀。大谷、山本と日本人のトップ選手がド軍に集結していること、メッツにも来てほしいかと質問されると「メッツに来てほしいなと思いますし、でも、(気候が)暖かいというのは日本人にとって(条件として)強いんじゃないかなと思います。(本拠地のニューヨークは)ドームにしなきゃ(笑)」と笑いを誘った。
渡米1年目の23年には12勝を挙げた千賀だが、昨季は2月に右肩を痛めて負傷者リスト入り。レギュラーシーズン唯一の登板だった7月26日(同27日)の本拠地・ブレーブス戦で日米通算100勝を達成したものの、左ふくらはぎ重度の肉離れで再び戦列を離れた。ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでは第1戦の先発を託されたが、2回途中KOに終わるなど、悔しい一年となった。
今オフの取り組みに関して問われた千賀は「(肩肘などの)フィーリングはとても良くて、半分リハビリみたいなオフシーズンだったんですけど、丁寧なオフシーズンを送れたんじゃないかなと思います」と手応え十分。「しっかり投げられる準備ができたと思いますし、ここからだんだん上げていくだけだと思うので。焦らずにけがなくやるということが僕の中ですごい大事だと思う。健康で1年間投げるということは僕の中で大切なので、それだけ。それができればいいと思います」と話した。今季こそエースとして投げ続ける。