◆新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in OSAKA」(11日、大阪府立体育会館《エディオンアリーナ大阪》)観衆5502(札止め)
新日本プロレスは11日、エディオンアリーナ大阪で「THE NEW BEGINNING in OSAKA」を開催した。
超満員札止めとなる5502人が押し寄せたビッグマッチ。セミファイナルのIWGP GLOBAL戦で王者の辻陽太が21分24秒 両者KOでゲイブ・キッドと引き分け2度目の防衛を果たした。
熱闘に試合後、会場は「新日本」コールに包まれる中、辻とゲイブは額を付き合わせ、言葉をかわしたゲイブがエルボーをたたき込み辻は倒れた。
ここでH.O.Tが乱入し、辻にストンピングを乱打。そして場内が暗転し、EVILの入場テーマが鳴り響くとEVILがディック東郷を引きつれ、真っ黒なTシャツ姿で入場した。
EVILは、1月11日の米サンノゼ大会後から欠場を続け、2月1日以降は公式ホームページの所属選手のプロフィル欄から名前が消え、2月1日には「退団危機」と報じた東京スポーツの記事がヤフーニュースのトピックスに取り上げられるなど、プロレス界を飛び越え世間にもその去就が注目されていた。
渦中の男のサプライズ登場に会場は、大きなどよめきに包まれ、リングインしたEVILは、辻の手を握って起こしたが、不意打ちのEVILを炸裂。大ブーイングと「帰れ」コールの中、東郷が同じBULLET CLUBのゲイブを起こすと、成田蓮が改良型プッシュアップバーで殴打するなどKOした。
マイクを持ったEVILは「オイ、辻! 辻、オマエ、助けてもらえると思ったか? 残念だったな! ハッハッハッ!」と高笑いし「それからよ、ゲイブちゃん! オマエに一言、言いに来たんだよ。邪魔なんだよ、オマエみたいなクズはよ!。いいか、フィンレーにも言っとけよ! いいか、今日かぎりで、オマエらBC WAR DOGSは、BULLET CLUB追放だ、コノヤロー!(場内どよめき)。こんなよ、クソ会社にコビ売ってる連中はよ、BULLET CLUBにはいらねんだよ、コノヤロー! わかったか、よく、覚えとけ~!!」と追放を通告した。
バックステージでゲイブは「ナリタとEVIL、お前たちは自分の墓を掘るようなことをやったな!」と復しゅうを誓った。
◆2・11大阪大会全成績
▼第1試合 棚橋弘至ファイナルロード~縁(えにし) 30分1本勝負
○棚橋弘至(9分24秒 後方回転足折りエビ固め)真壁刀義●
▼第2試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○ドリラ・モロニー(10分40秒 ドリラキラー→体固め)鷹木信悟●
▼第3試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○グレート―O―カーン(9分38秒 エリミネーター→体固め)海野翔太●
▼第4試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○SANADA(8分35秒 デッドフォール→体固め)タイチ●
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
王者組・○藤田晃生、ロビー・イーグルス(11分43秒 Abandon Hope→エビ固め)挑戦者組・ロッキー・ロメロ●、YOH
▼NEVER無差別級選手権 60分1本勝負
○王者・KONOSUKE TAKESHITA(11分33秒 レイジングファイヤー→片エビ固め)挑戦者・ボルチン・オレッグ●
▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
挑戦者組・高橋ヒロム、○内藤哲也(9分48秒 デスティーノ→片エビ固め)王者組・ニコラス・ジャクソン●、マシュー・ジャクソン
▼IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 60分1本勝負
△王者・辻陽太(21分24秒 両者KO)挑戦者・ゲイブ・キッド△
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
○挑戦者・後藤洋央紀(20分07秒 GTR改→エビ固め)王者・ザック・セイバーJr.●